絵本ひろば

ふうせん フワンリー

この絵本の説明:
『ふうせん フワンリー』
主人公の風船フワンリーは、デパートのおもちゃ売り場で小さな男の子ゆうくんと出会います。
フワンリーは風船ながらずっとゆうくんと一緒にいたいと願います。
「ぼくは ひとりだと ふわふわ ういてしまうから
その ては はなさないでね」と、約束をするも・・・


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ー風船だって人間と一緒に居たい
ヘリウムガスの入った風船はしっかりと握っていないと空高く昇ってしまいます。
風船の生涯は短いですが、ふわふわと空でひとりぼっちで過ごすことを望んでいるわけではないと思います。
もらってくれた人を少しでも長く笑顔に出来たら、風船も幸せなのではないでしょうか。
ページ数:
15
対象年齢:
4歳〜5歳
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評価

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感想

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莉 頚鵠
2019.12.05

莉 頚鵠

🌛.対象年齢を考えた場合、まず素晴らしいと思ったのは赤い丸に顔が描いてあるという部分。

こういうのが子供の記憶に残るんだよ。

そして一定の確率で大人になっても忘れないという層が出てくる。

もうひとつ素晴らしかったのはフワンリーの悲しみの表情。

5才ぐらいまでの児童に生と死の概念は理解困難だと思うが、おそらく『可哀想』という感覚は理解できる。

そういう要素が子供に届く。

今は助かってもガスが抜ければやがて別離の運命が待つ風船ではあるが、その辺の機微は子供が成長してから考えてもらえばいい。

やす おじさん
2019.12.02

やす おじさん

よねだ まみサンの絵のタッチがとても好きで、絵にあたたかみがあって、観ているだけでも心が和みます。絵というのは、その人柄が現れるものだと思っています。その優しい感じ…凄く現れていると思います。
この作品、お子様には勿論、大人の方でも何かに重ねて読まれてみると、共感することが、きっと あるのではないでしょうか。
私も、そうして何回も読ませていただいています。
この方の朗読も、とても素敵な感じなんですよね…是非、機会があれば聴いてみて下さい。
沢山の方のお手に届きますように…

ルミちゃん
2019.12.01

ルミちゃん

絵もお話しもとても温かいぬくもりを感じます。
ちいさなお子さんにもわかりやすい、お話しではないでしょうか?
読み聞かせに最適な絵本だと思います。
もちろん大人の私にも心に残る温かい絵本です。
是非沢山の方々に読んで頂きたいですね。

菅原 茂
2019.12.02

菅原 茂

彼女の作品は光と影がテーマな作品で、この作品でも嬉しい楽しいという光の後に、紐が手から離れて飛んでいってしまう悲しさ(影)が描かれてます。最後はハッピーエンドで光で括られてますが、絵ととてもあってて小さな子どもたらにも受け入れやすい作品だと思います!(* ´ ▽ ` *)
他の作品も楽しいんですよ。

はちノフ
2019.11.30

はちノフ

絵はもちろんあったかくて癒される絵ですが、ストーリーも素敵です。
かけがえのない存在との出会いがいかに素敵なことか、そして大切なものはしっかりつかんでいないと失ってしまうということ。
そして、本当にどうしようもないときに助けてくれる存在がいてくれることのありがたさ。
いろいろなことを教えてくれます。何度でも読み返したくなる作品です。

まさひろ
2019.11.22

まさひろ

こうした経験
子供の頃よくしたなって…
つい思い出します。
パステルの絵はふんわり温かく
作者さんの人柄も感じます。